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【結論は不要】AppleCare+ for iPhoneには入るべき?

iPhoneを購入すると迷うのが、「Apple Care+」に入るべきかどうかの問題。

こじこじ
こじこじ
私も以前、携帯を水没させてしまった際に、Apple Careを使って修理したことがあります。

万が一に備える保険的なものとして、「入るに越したことは無い」とは頭では解るのですが、その加入に二の足を踏む理由は、馬鹿にできない「費用」ではないでしょうか?

で、今回の結論から言うと、私は「Apple Care+は不要」だと思っています。

あなた
あなた
「えっ!?それじゃあ壊れた時のリスクが高すぎない?」
あなた
あなた
「なんの保証も無いのはやっぱり不安だよ」

そんな声も聞こえてきそうですが、入らなくても問題ない理由について、今回書いてみたので参考になれば幸いです。

○●この記事でわかること○●

iPhoneを購入してAppleCare+に入るべきかで迷っているあなたに

  • AppleCare+加入に踏み切れない本当のわけ
  • 入らないとどれくらいのリスクがあるのか?
  • なぜApple care+が不要なのか?

これらの悩みについての解決法を答えています。

Apple care+の保証内容と料金

不要な理由を説明するために、まずは「Apple Care+for iPhone」とはどんな保証内容なのかについて、なるべく簡単におさらいします。

購入時にもともとついてくる保証内容は?

iPhoneを購入すると、何もしなくても以下の保証が自動でついてきます。

  • 購入後1年間のハードウェア製品限定保証
  • 購入後90日間の無償テクニカルサポート

ハードウェア製品限定保証とは、自然故障のみが対象に無償で修理を行うサポート。なので落下や水没による故障については対象外って事は覚えておきましょう。

こじこじ
こじこじ
「普通に使っててなんか壊れた」って場合だけ保証されます。

また、テクニカルサポートでは、基本設定のレクチャーやインストール、データ以外の復元などのサポートを電話で受ける事ができます。

Apple care + for iPhone加入のメリットとは?

Apple care+に入ることで、基本保証に加えて以下のサービスが追加されます。

  • 製品保証が1年から2年に伸びる
  • 無償電話サポートが90日から2年に伸びる
  • iPhoneの修理料金が安くなる(2年で2回まで)
  • 専任スペシャリストとのチャットまたは電話による優先アクセス
  • エクスプレス交換サービス

それぞれ細かい内容の説明はココでは省略しますが、加入する最大のメリットは修理が特別料金で受けれる事です。

保証の無い状態のiPhoneを正規ショップで修理した場合、最大で6万円を超えます。

モデル 画面の修理 その他の修理(上限) 端末価格
iPhone 12 Pro Max 35,400 円 64,800 円 117,800円〜
iPhone 12 Pro 30,400 円 59,800 円 106,800円〜
iPhone 12 30,400 円 47,800円 85,800円〜
iPhone 12 mini 24,800 円 42,800 円 74,800円〜
iPhone 11 Pro Max 35,800 円 64,800 円 119,800円〜
iPhone 11 Pro 30,400 円 59,800 円 106,800円〜
iPhone 11 21,800 円 43,800 円 74,800円〜

本体の半額近い金額が必要なんてゾッとしますね・・・

でも、Apple care+に入っていれば、どのiPhoneでも画面割れは3,700円、それ以外の故障は12,900円の一律で修理を受けることが出来ます。

ただ、この保証が使えるのが最大2回まで。3回目以降や保証期間の2年を過ぎた場合の修理は通常料金に戻ります。

通常のApple care+に2,000円追加で加入できる「紛失・盗難プラン」がiPhone11から登場。iPhoneを万が一無くしてしまった場合でも、10,800円で購入時と同じ機種が買うことが可能で、個人的には一番魅力的な保証と思っています。

ちなみに、Apple care+の加入は、iPhone購入から30日以内に行う必要があり、その期限を過ぎてしまうと入れません。

こじこじ
こじこじ
故障したときに「やっぱり入りたい」はダメなんですね〜

Apple care+の料金は?

Apple care+for iPhoneの加入料金は、機種により14,800円〜24,800円です。

iPhone applecare+加入料金 applecare+盗難紛失プラン
iPhone12 Pro/ProMax ¥22,800 ¥24,800
iPhone12/iPhone12 mini ¥16,800 ¥18,800
iPhone 11 Pro/ iPhone 11 Pro Max ¥22,800 ¥24,800
iPhone XS/iPhoneXS Max/ iPhone X ¥22,800 ¥24,800
iPhone 11/iPhone XR ¥16,800 ¥18,800
iPhone 8 Plus/ iPhone 7 Plus ¥16,800 ¥18,800
iPhone 8/ iPhone 7 ¥14,800 ¥16,800

解約まで月々払いのサブスク方式で支払う事も可能ですが、2年間支払う事を考えると金利分をかなり余計に支払う事になるので、あまりオススメしません。

なぜApple care+の加入に迷うのか?

ここまで「Apple care+」の詳細について、そのメリットを含めて説明してきましたが、それでもなぜ加入に踏み切でないのでしょうか?

その理由は「修理する確率と金額のバランスがすごく微妙」だからです。

Apple care+の加入料金は2万円前後と決して安くない額ですが、あくまで万が一のリスクに備える保険なので、何事もなければ還元されない投資です。(電話サポートはありますけど)

かといって、もし未加入で故障した場合の出費の大きさにビビってしまうのも事実。

こじこじ
こじこじ
頑張れば手の届く加入費用と無視出来ない修理金額の設定、さすがはアップルといった所でしょう(笑)

ですが、人は誰しも「実際に自分の身に降りかかる」ことで初めて実感します。つまり「本当に自分が利用する機会が来るの?」って所が信じれないのです。

そこで、この記事の提案である「Apple care+は不要」に向けて、その悩みを解消してゆくことで、あなたの頭の中にある「もやもや」をクリアにしてゆきたいと思います。

Apple care+には加入しなくてもOKな理由

自分に不幸が降りかかる確率が読めない事が、Apple care+の加入を迷う理由でした。

ならば、その不幸の確率を減らし、さらに別の方法で自分の身を守る方法を作っておけば、Apple care+の加入は不要になります。

その方法はこちらです。

  1. 修理の確率を減らす努力をする
  2. バッテリー交換だけなら加入しないほうがお得
  3. モバイル保険に入る
  4. 2年目以降の修理は街の修理屋さんでもOK

それぞれ見てゆきましょう。

①修理の確率を減らす努力をする

iPhoneには原因不明の自然故障による「品質保証」が1年間は付く事。そしてApple care+に加入する事でそれが2年間まで延長する事も説明しました。

でも、よく考えてください。

そもそも電化製品への品質が向上されたいま、iPhoneに限らず最近の電化製品が2年以内に自然に壊れる事なんで、確率が低いと思いませんか?

こじこじ
こじこじ
ひと昔前は「ソ○ータイマー」なんて言葉もありましたが(笑)

つまり、修理する原因のほとんどが、自然故障では無く本人の不手際によるものだと言えます。

iPhone修理店で依頼が多いランキングは??

  1. 1位:画面割れ・液晶不良
  2. 2位:バッテリー交換
  3. 3位:水没

参考:iPhone修理専門店・アイフォンドクター

ランキングをみると、1位はやはり「画面割れ」です。

2位のバッテリー交換については次パートで説明。3位の水没についてはiPhoneの防水性能が向上から、さほど気にする必要が無いので無視します。

あなたも携帯を落下させて「あっ!?割れたかも」なんてヒヤリとした経験があると思います。(むしろ本当に割れてしまった方も多いかも・・・)

Apple care+加入していれば、3,700円(2回まで)で修理が可能です。いっぽうで未加入の場合34,000円【iPhone12の場合 】とかなり高額なので「やっぱり加入すべきか!」と考えてしまいます。

でも「割れない様に努力する方がよほどお値打ちで簡単」だとは思いませんか?

画面を割らないための努力
  • 衝撃ガードのケースをつける
  • 衝撃を緩和する液晶保護フィルムを貼る
  • 落下防止のストラップやスマホリングをつける

もちろん100%ではありませんが、まずは防御する事で「画面割れの確率」を下げることは可能です。

で、それでも割れてしまった場合、モバイル保険でカバーすればOKです。

モバイル保険 VS Apple Care+どちらがオススメか比較!こんにちは、こじこじ(@yarukachiari)です。 新しいiPhoneを購入して一番悩ましいのが、高額な修理費用への備えです...

 

②バッテリー交換だけなら加入しない方がお得

修理原因の2位である「バッテリー交換」について考えてみます。

iPhoneのバッテリー平均寿命は2年程度です。なので、無料交換の製品保証である1年では足りず、Apple care+で2年間延長は一見するとメリットがありそう。

ですが、単にバッテリー交換だけの金額をiPhone12で比較してみると・・・

  • Apple care+加入料金:16,800円
  • 保証対象外のバッテリー交換:7,400円
こじこじ
こじこじ
バッテリー交換に限って考えると加入メリットが全く無い・・・

しかも、交換が必須になってくる2年目以降は、保証対象外の料金に戻ってしまいます。

こう話すと「Apple care+は他の修理にも対応しているのに、一部だけに限定するのはナンセンスだ!」なんて反論も出そうですが、使い続ける事で必ず必要となるバッテリー交換は、気を付けれいれば不要な他の故障とは異なる性質です。

しっかりと比較をすることで、本当に必要かどうかの判断基準にすべき部分なのです。

③モバイル保険に加入する

「壊さない様に注意するのは解るけど、やっぱり無保険はリスクが高くてちょっと無理」

というあなたにオススメなのがモバイル保険です。Apple care+よりお得に修理代を保証してくれます。

携帯キャリアの「有料保証サービス」の様に、別途修理費や回数制限のしばりが無く、月額700円の掛け金で、最大10万円までの修理費を無制限にカバー。さらに、1契約で3台まで保証してくれる優れモノです。



 一度修理費を本人が支払う必要があるデメリットはありますが、正規店であるApple Storeでの高額修理にも対応しています。

購入から1年以内であればいつでも加入が可能なので、Apple care+を掛け忘れた場合にも有効です。

こじこじ
こじこじ
選択肢のひとつとして覚えておいて損は無いですね!

>>>モバイル保険とは?

④2年目以降の修理は街の修理屋さんでもOK

最新機種への変更は2年目が一つの目安になります。

その理由は、大手キャリアの料金プランでもApple care+の保証制限でもなく、その端末価値が発売から2年目を境に一気に暴落するからです。

(ココに買取価格の表)

なので、下取りを考えたとき2年間はきれいな状態を維持したいと考えます。

iPhoneの修理は、正規店であるApple Store以外に、街の修理屋さんと呼ばれるApple修理業者(非正規店)でも可能です。

正規店よりお値打ちに直せますが、そこで修理すると「メーカー保証から外れる恐れがある」という大きなデメリットがあります。メーカー保証から外れてしまうと、下取り(買取)や製品保証、Apple care+が適用されません。

非正規店のデメリット
  • 下取り(買取)に出せない
  • Apple care+や製品保証から外れる

つまり、「2年使って次のiPhoneの買い替えの下取りに出したいあなた」にとって、正規店での修理が必須という思いがあり、その事がApple care+への加入を無視できない理由になっています。

そこで、当記事の結論として次のプランを提案します。

  1. 2年目まではモバイル保険に入り、修理が必要なときは「正規店」を利用することで下取りに備える。
  2. もし、2年目以降もそのまま持ち続ける場合には、保険を解約して、修理が必要なときは「非正規店」でお値打ちに修理する。

2年目以降も所有するのであれば、下取りを考えずに維持費を安くしてゆくって訳です。

まとめ

「Apple care+iPhoneへの加入は必要か?」という疑問について、不要な理由についてココまで書いてきました。

要点をまとめると以下の通り。

・Apple care+の加入費は修理発生の確率に負ける

・そもそも故障させないように対策を怠らない

・Apple Care+を使わなくでも別の保険で対応出来る

・2年目以降はお値打ちな非正規店で修理しよう

Apple care+の加入で迷っているあなたにとって、この記事が少しでも検討の参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました!